今日は新人のお仕事、「テープ番」についてお話したいと思います♪
テープ番とは、リハーサルの時に音楽をかけるお仕事の事です(^^)
基本的には新人が入団してから約1年間務める事になっています!!
テープ番のお仕事はリハーサルがはじまる前に、リハーサルで使用するCDやCDプレイヤーの他、DVD、DVDプレイヤーの準備から始まります。
DVDは前回の舞台の映像を見て、出るタイミングや立ち位置などの確認に使います。
先日の「眠れる森の美女」のリハーサルでは3年前の「 眠れる森の美女」の映像を参考にしていました。
準備が出来たら後は音楽を流すだけ!!
と思いきや、そんな簡単にはいきません(--;)
ミストレスの先生やダンサーから「~~から出して」と言われた時にすぐに音楽が流せるように、事前にCDの秒数とその時の振付を細かく書いたノートを作っておきます!!
↓↓ 私のノート
汚くてすみませんm(__)m
テープ番1人1人がノートを作って、 自分が一番分かりやすいノートを作っていきます♪
重要なところは赤ペンで書いたり、振付の他にステージングを書いたり。。。
皆色々と工夫して書いています!!
振付の他に、音の早さの調節なども書いてあります。
「アラセゴンターンから音を早く」という意味です。
「眠れる~」は古典作品のため、前回の「眠れる~」でテープ番をやっていた先輩のノートをお借りしてそれを元に今回のノートを作りました。
しかし、古典バレエではない作 品をやるとなると先輩のノートには頼れません(><)
昨年上演された「ア ビアント」では一部の振付改訂が行われたため、振り移しの段階から必死に振付のメモをとり、CDの秒数のメモをとり。。。
もうノートは殴り書き状態です(--;)
さらにもう一つ。
昨年上演された「デューク・エリントン・バレエ」では、振付がバレエのパでは書き表せないものが多く、どうやって書くか悩みました(^^;)
「5回足踏み」、「手ひらひら~」、「ジャンプ~飛び込み!」などなど。。。
どうしても書けない時は棒人間を書いたり。。。
ノートだけ見るとなんの事かさっぱり分かりません(^^;)
しかし、こうやって色々と試行錯誤するのも勉強のひとつ!!
先輩方のリハーサルを間近で見て、感じて、「いつか私もあの中で踊りたい!」と思いながら毎日のレッスンに励んでいます!!
テープ番を卒業するまで、リハーサルが円滑に進むよう精一杯お手伝いして行きたいと思います(^^)