「今日は何の日?」  <坂爪智来>

 

先日は、眠れる森の美女にお越し頂きありがとうございました。
沢山の人にご来場頂けて嬉しかったです。
次回の公演の白鳥の湖も、バレエ団一丸となって、良い公演となるよう努めて参ります。
是非お楽しみに!!!


さて、話は変わりますが今日は何の日でしょう?


そう、団内審査の日ですね!!
 

ん?ホワイトデーじゃないのって?そんな甘っちょろい事言ってられませんよ。
僕たち団員にとっては、大事な日なんですね。

審査の対象は準団員や、コールドなんですが、対象じゃない人にとってもピリッとした気持ちになってしまいます。
なにせ、普段はあまりレッスンをご覧になられない先生方が前にいらっしゃいますし、何やらメモを取っているではありませんか。
なんなら、先生方同志で耳打ちなんかをね、しちゃったりしてるわけなんですよ!
もう、ハラハラもんですね。


その緊張のせいか、
ミスってしまったり崩れてしまったりするんですけど、あれーおっかしいなー、いつもは出来るんだけどなー、今突風でも吹きました?みたいなね、空気を全面に醸し出すんですけどね、これがまた全然効果ないわけですよ!全部見透かされちゃってます!
いつもと大差ないのに、そんな演技が通用するほど甘くはないんですね。

本番はもっと沢山の方が観ていて、プレッシャーも大きいわけですよ、

どんな状況であれ、やらなきゃいけない、やらなきゃやられる。そんな強い心が必要です。


でも思うに、この日だけ頑張ってもダメなんですよね、普段のレッスンは仲間に見られていますし、ミストレスやマスターにだって見られています。毎日が団内審査みたいなもんなんです。
毎日の積み重ねが大事なんだよな、近道なんてないんだよなー。と思った団内審査でした。


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一枚目は、今日の団内審査の前の稽古場の風景。
二枚目は、千晴くんと正博くんと真央くんが、「眠り」で使うタイツの色と同じ色になるように、色を作り、シューズを塗っているところです。