本番を迎えるまでに <坂梨仁美>

こんにちは、坂梨仁美です。

先週末の「白鳥の湖」には多くの方が劇場に足を運んでくださって、感謝の気持ちでいっぱいです。
バクランさん指揮の情緒的な音楽に、ダンサーも観ている方も引き込まれるような空間だったように思います。

私達は本番にベストなコンディションにするために、直前になってくると身体もメンタルを上手くコントロールして準備をします。もし不調だったとしても、それをお客様に気づかれないようにしなくていけません。

数年前に先生から言われたことがあるのですが…
たとえプライベートでどんなことがあっても、クラスの時間は踊る楽しさを思い出して身体をつくることに集中するように。
たしかにそういうことの積み重ねで身体もメンタルも強くできるのかもしれないと思います。

そんな個人的な努力も大切ですが、舞台は一人で作るものではなく、みんなの連帯感も大事です。団員同士の会話や笑顔に助けられて、頑張れることもあります。
個人を高めることと、チームワーク。
なんだかサッカー日本代表の言葉みたいですけど(笑)それが合わさっていい舞台が出来上がるように思います。

舞台を経験する度に新たな感覚があって、個人的にはそんなことを感じた今回でした☆

 

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