受け継いで行くもの、新しく挑戦するもの    <小橋美矢子>

こんにちは!
小橋美矢子です。

『白鳥の湖』、無事に終演を迎える事が出来ました

会場に足を運んで下さった皆様、ありがとうございました!

私は今回、1幕のワルツカップルと3幕のチャルダッシュを踊らせて頂いたのですが、

初めて舞台でワルツを踊ったのは随分と前の事になってしまいました

当時、ワルツのアンダースタディーをしていたのですが、スーパー級の先輩方のリハーサルに圧倒されっぱなしの毎日でした。

身体の使い方、一つ一つのパに込められた意味や音の使い方。。。頭も身体もヨレヨレになりましたがその時に学んだ事は本当に大切な事ばかりでした。

本番の当日に先輩の一人が怪我をされて出演出来なくなってしまい、アンダーをしていた私が舞台に上がれる事になりましたが、緊張と急な大役にガタガタだった私に先輩方が(舞台上で踊りながら!)
『次は早目に回り込むよ!』
とか
『もう少し(ボディーを)こっちに向けて!』
『次、三本目(舞台上での位置)に変わったよ!』
とか、沢山声をかけて下さった事を忘れられません。

作品一つ一つにものすごく重要で大切な決まり事は沢山あり、それを先輩から後輩に伝えて受け継いで行く事の大切さを学んだ踊りです。

そして他のダンサーも書いていましたが、今回は3幕のチャルダッシュとマズルカの振り付けが変わりました。

私は初めてチャルダッシュのソリストを踊らせて頂いたのですが、キャラクテールダンスの難しさに悪戦苦闘

指導して下さったイルギス先生のお手本の格好良さと、自分の可笑しな動きのギャップに呆然とする日々。。。

それでも新しい挑戦はとても刺激的でまたまた沢山の事を学ぶ事が出来ました!

大切に受け継いで行きたい踊り、新しく挑戦する事が出来た踊り、、、

大好きな『白鳥』をまた一つ踊る事が出来ました!

そして!

今週からは12月の『くるみ割り人形』のリハーサルに入ります!

一年の終わりに皆様に素敵な舞台をお届け出来る様、ダンサー一同頑張って参りますので是非観にいらしてください!

白鳥の終演後、チャルダッシュのパートナー ラギくんと。

役作りのヒゲが。。。近くで見ると結構ひょうきんです(笑)

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