私の好きな「眠り」  <池津 恵美子>

ホットラインをご覧の皆様、寒い日々が続いておりますがいかがおすごしでしょうか?
本日は年末年始にインフルエンザにかかって文字通り寝正月を過ごしました、池津恵美子が担当させていただきます。


さて、バレエ団では2月28/3月1日公演の「眠りの森の美女」のリハーサルが進んでおります。

今日は「眠り」で私が1番好きな場面をご紹介したいと思います。

「眠り」は妖精達が舞うプロローグ、16歳のオーロラが踊る第一幕、王子の幻想の場の第二幕、オーロラと王子の結婚式の第三幕とそれぞれ雰囲気が全く違いますが、私が1番好きな場面は第二幕の幻想の場です。

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何が一番好きか、と聞かれたらまず音楽!と答えます。オーロラと王子のパドドゥ、そしてオーロラのバリエーションの曲が「眠り」の中で最も好きです。

オーロラと王子のパドドゥではリラの精が王子を導き、ニンフ達が生い茂っている森の様子を表すような振付・構成になっているのも、情景が浮かんできて素敵です。

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一幕や二幕に比べて照明は暗く、ぱあっと華やかな雰囲気ではありませんが、オーロラと王子の幻想的なパドドゥ、知的なリラの精の導き、一糸乱れぬニンフ達、静かだけれどどこか力強い音楽、と見所が満載です。


皆様の好きな場面はどこですか?
ぜひ劇場でお気に入りの場面を見つけてみて下さいね!