DIY  <久保 茉莉恵>

最近あまり良い夢を見ないので、以前から作ってみたいと思っていたドリームキャッチャーに挑戦してみました!


皆さんドリームキャッチャーってご存知ですか???
グレイトスピリット(未知なる神秘)を信じていれば、よい夢だけが網をすり抜けて、眠る者のもとに届けられるでしょう。悪い夢は、網や羽にからめ取られ、夜が明けて、父なる太陽の光を浴びるとともに消えてしまいます。それはまさに、 太陽が昇って最初の朝陽を浴びたとたんに消えてしまう朝露のように......!

と言う前説がありましたが...
まとめて言うとアメリカインディアンのオジブワ族に伝わるポジティブなお守りです。

ドリームキャッチャーにまつわる伝説は部族ごとにいくつもあります。
五大湖地方に住むオジブワ族には『目的にかなった生き方をするために、これを役立てなさい。よい夢をつかまえて、 ヴィジョンを得るために使いなさい。』 といった言い伝えがあるようです。 夜の空気の中には、良い夢と悪い夢が漂っていると信じられ、グレイトスピリットを信じていれば、良い夢だけが真ん中を通り抜けて眠る者のもとに届けられ、悪い夢は網にかかり朝陽とともに消えていってしまうと.........だから、眠る前にはドリームキャッチャーを枕元に下げておくようになったそうです。

人は長い人生の間でいろいろな影響を受けながら生きています。楽しいことだけではなく、困難な事にぶつかったり、挫折しそうになったります。
そんな時に彼らは夢に答えを求めます。悩んだりしている時には、普段では間違わないような事も、誤った判断をしてしまったりします。そういう判断は自分だけではなく、大切な身近な仲間も傷つけたり苦しめたりしてしまいます。自分の行動を正しい方向に導くために彼らは夢に祈ります。
アメリカ・インディアンが「夢を求める」のには、単に希望やあこがれを求めているのではないのですね。


ここで一言!
間違えてはいけないことなのですが、ドリームキャッチャーは開運グッズではありません(笑)


先ほど書いた通り、悪夢避けで有名なドリームキャッチャー。ネイティブアメリカンの間ではそれだけではなく「良い夢を見て、それを自分の生き方の指針にして、良い人生を送る」というメッセージが込められているそうです。
彼らは「グレイトスピリット」という存在を信じていて、これは神様とか精霊とかいう存在ではなく「宇宙の真理」という、いわば概念のようなもの。このグレイトスピリットを感じることが大事なのだそうです。

ネイティブアメリカンの思想は実はとても奥深いもの。
彼らはまず物欲やエゴを否定しており、「全ては皆の物」という考え方で生きています。なので、「幸せになりたい」という思いではなく、「良い夢から学び、正しい生き方をしたい」という考え方で吊るすのが正解なのだそうです。


なんだか今日は良い眠りにつけそうです(*^^*)



marie0311.jpgのサムネイル画像


最後になりましたが、今日で東日本大震災から4年の月日が経ちました。
現地ではまだまだ復興が続いています。
私も幼い頃、阪神淡路大震災を経験した一人です。
朝方目が覚めると父が私の上に被さり守ってくれていた事や、母が余っていたご飯で私の大好きなおにぎりを握ってくれた事、当時は家に戻れず車の中で過ごす日が何日も続いたため、車内で観れる小さなテレビで兄と仲良くアニメを観た事。
そして変わり果てた町の様子。幼いながらも沢山の記憶が残っています。


そんな記憶を胸にとどめ、毎日、辛いことの一歩先には幸せがあると信じながら生きています。
「辛」と言う字に「一」を足すと「幸」になるからです(^^)
早く皆が幸せに過ごせる日が訪れる様に願いながら、これからも一日一日を大切に過ごしたいと思います。