白鳥の・・・  <尾形 結実>

こんばんは。  ようやく冬らしい寒さになり、年末だという実感が湧いてきました。稽古場の待ち時間のダンサーの格好も段々と変わってきています。冷えは大敵ですね。




本日より白鳥の湖、2幕コールド(群舞)のリハーサルが始まりました。


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このゾロゾロと人が並んでいる写真は通称ステテコ、2幕のコールドの出の直前です。この瞬間が最も緊張しています。私は・・ですが。
数々の作品のコールドバレエの中でもドキドキトップ3には間違いなく入ります。


ここから出発し、2幕が終わるまでコールドは1度も幕の中に入る事はありません。それもただならぬ緊張の原因かと・・・!!  一糸乱れぬコールド、ただ揃えるだけではなく個人個人の美しさを見せられるように。  難しいからこそ、やり甲斐のある作品です。


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移動の仕方、構成、前から見た時はもちろん、上から見た時のかたち。
全てが計算し尽くされた振り付けです。


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昨日たまたま、出身スタジオでテリー・ウェストモーランド版 白鳥の湖 の初演プログラムを発見しました。


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1980年 
主役は川口ゆり子・三谷恭三 
        矢都木みつる・今村博明 
        ゆうきみほ・原田高博
        (敬称略)

のトリプルキャスト 
現芸術監督の三谷恭三先生を始め、ミストレスのゆうきみほ先生、現在バレエ団のクラスレッスンを担当して下さっている川口ゆり子先生や今村博明先生。。。
そうそうたるメンバーです。

改めて牧バレエ団の歴史の重みを感じます。
中でも白鳥は大切にされてきて、定評のある作品です。  60周年に相応しい「白鳥の湖」をお見せできるよう、気を引き締めてリハーサルに臨みます。

という事で1年ぶりに、白鳥のリハをしたわけですが現在並行してリハーサルが行われている洗足学園音楽大学「くるみ割り人形」のキラキラした空間とはまた違う空気感。。。

冬の寒い日に凛とした張り詰めるような空気。やはりドキドキするけれども嫌いではないかも、と思った初日でした。あっという間に熱気だらけの稽古場になりましたが! 




これから他の役のリハーサルも始まり、また皆様に様子をお伝えできるかと思います。どうぞお楽しみにm(__)m


ゆいみ