ノートルだより  <菅原 梅衣>

こんばんは!本日担当の菅原梅衣です。
張り切って参りたいと思います\(^^)/

さぁ、もう皆様ご存じの通り、バレエ団は『ノートルダム・ド・パリ』と『飛鳥ASUKA』のリハーサルの日々です。

今日は、私が厳選した、ノートルのお気に入り場面をご紹介致します(*^^*)
一緒に覗いてみましょう。

まずはこちら。

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兵士の場面。
フェビュスが兵士を引き連れ颯爽と現れ、世の女性たちをキャーキャー言わせる(であろう)場面です。笑
ダイナミックなだけでなく、独特な細かい足さばきもあり、曲調も、フェビュスや兵士たちの自信のようなそんな雰囲気を感じられる曲で、勢いがあり私は好きです。

写真をよく見ると、みんなニーパット(膝あて)をしています。ノートルは全体的に膝を床につくことが多く、踊っていると夢中なのでほぼ"つく"ではなく"強打"になってしまいます(°Д°)!!
なので保護のためニーパットを着けます。本番までにダンサーの膝がなくなっていないことを祈っていてください。笑

続いてこちら。

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はい。2枚目にしてだいぶ暗い場面になってしまいました。笑
こちらはエスメラルダの死の場面です。
私実はこの場面が一番好きなんです!!
『エスメラルダの死』通称『黒』。
主要キャストが各々追い込まれていく様が一番現れている場面ではないかなと思います。

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周りの群集は、その場に実在しつつ、主要キャストの心理描写の現れでもあるのではないかなと感じるのですが、黒一色なのにそのエネルギーが一番集まるこの場面が好きです。
写真ではみんな右手をパーにして膝の上に置いています。これはエスメラルダのタンバリンを意味しています。作品中に度々出てくるタンバリンの音。そのタンバリンによって誰が苦しめられ、誰の生死が表現されているのか是非そこにも注目してご覧くださいね(^^)

ノートルダム・ド・パリ、この作品に携われて本当に幸せに思います。
振付家ローラン・プティさんの偉大さを痛感する毎日です。
大切な大切な作品。
しっかりお客様に届けたいです。

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長々とすみません。
ありがとうございました(*^^*)