お疲れ様です、細野生(イクル)です。
3月も半ばになり、お日様の出ている時間が長くなってきましたね。お洗濯好きな私としては朝干した洗濯物を夕方取り込んでもまだ少し温かく柔らかいってだけで幸せです。
さて、そんなお洗濯物を干すのにぴったりな快晴の空の下、僕らは今日もNHKバレエの饗宴に向けてリハーサルを重ねております...重ねておりますが、本日はリハーサルではなく、お洗濯でもなく、ちょっとした気持ちの作り方のお話です。
(ちょっと長くなりますので一番最後に結論がまとめてあります、「あんまり長いのは勘弁して」というかたはスクロールしちゃってくださいませ)
先ずはこちらのお写真をご覧ください。
三銃士終演後にイバンさんとパチリ
右側が私で役柄は「ルイ13世」
幼さゆえかちょっと天然ですがオシャレ好き。王妃であるアンヌのことが大好きですが相手にしてもらえない可哀想な王様です(;´д`)
まぁ第一印象は特徴的な頭ですよね!
身長が低いのを気にしていた王様は当時のフランスで流行っていた盛りに盛ったカツラを使って身長を誤魔化していたんですって...健気ですよね(T_T)
そして写真では解りにくいのですがルイ13世を踊るにあたって忘れてはならないのがこちら
青の付けまつげ!
「なんで青のつけまつげ?」
という声が聞こえて来そうなんですがこれまた解りにくいのですがカツラに青のメッシュが入っていまして、それに合わせているんです(実は眉毛にも青入ってるんですよ)
「いやいや、だからなんで青で、なんでつけまつげ?」
と問われれば、そこはまぁオシャレ上級者ともなれば男であろうと細部まで美の追及を妥協出来なかった結果...ということで何卒(;´д`)
しかしまぁ付けてみて思ったのが、きゃろらいんちゃろんぷろっぷきゃりーぱみゅぱみゅ(通称きゃりーぱみゅぱみゅ...きゃりー)の言ってたことは嘘じゃなかったんですね!
あれ凄いですよ!まるで魔法です!
何が凄いって、気分がちゃんと上を向くんです(笑)
きゃりーは嘘ついてない!
我ながら単純だなとは思いますがお化粧してつけまつげ付けてカツラを被って衣装きたら自然と背筋も伸びるし気分はやたら上がるし、雰囲気はやんごとないお方に...普段の私とはまるで別人!
でもこれって舞台だから殊更に感じるだけで、日常でも同じ効果が得られると思うんです。
いつもよりちょっと時間をかけてお化粧をして、いつもよりちょっと丁寧に髪を整えて、いつもよりちょっとオシャレな服を着る、それだけでいつもより気持ちも晴れやかで前向きな、ちょっと違った自分になれるんです!ここぞと言うときにはつけまつげもつければなお良しで!
「ちょっとの変化」では満足できない欲張りさんな方は生(なま)の舞台で別世界を体験してみては?
因みに牧阿佐美バレヱ団の次回の公演は6月10.11日でドン・キホーテです!