メイク   <三宅 里奈>





日本がワールドカップで熱くなったと思ったら真夏のような日々がやって来てしまいました。
突然の暑さ、皆さま体調はいかがでしょうか?



今回はメイクについてお話ししたいと思います。
(以下私の顔面アップの写真ばかりで申し訳ありません。)



女の子にとっては普段のメイクも気分で変えたり季節で変えたり、今の年齢に今の自分にあったもの、流行を取り入れてみたり、そしてコンプレックスを隠し、もしかしたらいかしたりできるものです。
私の腕はまだまだではあるものの自分なりに舞台メイクの研究をしております。



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①ドン・キホーテのメルセデス、②くるみ割り人形の雪の女王、③ライモンダ(こちらは色々な役をこのメイクで)、④スタジオパフォーマンスのメイクになります。
ほんの少しだけですが自分なりに少し変化を加えているつもりです。
ドン・キホーテは付け髪を付け目の力も強調するようなよりスペインの女を意識しており、雪の女王はシンプルながらも少々包容力のある凛々しさと優しさのあいだにを意識したメイク、ライモンダはより普段のメイクに近付けて顔だけが浮かないのを意識しました。
あまり多くはありませんがスタジオパフォーマンスなどお客様との距離が近かったり目線が同じ高さで踊らせていただく場合も時にはあります。
そんな時は目の上や下にラインを引いたりせずより素顔に近く、それでいて距離はあってもはっきりとした顔立ちに見えるようにメイクしています。


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さらにこちらは①ノートルダム・ド・パリと②飛鳥の青竜のメイクです。
ノートルのメイクは他のメイクとは全く違い、これは振付家のローラン・プティさんがデザインしたそうです。
なかなかメイクするのは苦戦しましたがお衣装や作品の世界観が一貫していてとても素敵だなと思いました。
飛鳥は青竜だけでなく同じ日に人間の役でも舞台に立たなくてはいけません。
そのためノートルほど変化をつける事はできませんが可能な範囲で出来ることをこちらもまた振付家である阿佐美先生にアドバイスをいただきながら工夫しております。



8月には今回お話しした飛鳥の舞台が待っております。メイクもほんの少し見ていただけたら嬉しいです。