ウラジオストク公演「飛鳥」 <中川 郁>

ウラジオストク公演「飛鳥」で、すがる乙女を踊らせていただきました。
 
 
人身御供という難しい役柄で、とても苦戦しましたが、本番の日のリハーサルで「こんな感じでいいのかもしれない」とようやく思えました。
 
 
子供の頃からみんなの為に犠牲になることが最高の名誉であり、幸せであると教えられ、厳しく育てられた乙女。 
 
 
唯一、子供の頃岩足と楽しく遊んだ思い出が誰にも言わずに心にしまいこんだ優しい大切な思い出だったと思います。
 
 
こぶしの花を見てそれを思い出し、岩足に恋をするシーンのパドゥドゥが振付も音楽もとても好きでした。
 
 
本番を終えて、他人の人生を少しだけ経験できたような感覚がありとても幸せでした。
 
 
阿佐美先生の大切な作品を踊ることができ、感謝しかありません。
 
ありがとうございました。
 
 
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