リーズを終えて <青山季可>

ホットラインをご覧の皆さま、お久しぶりです。青山季可です。
そして牧阿佐美バレヱ団の"リーズの結婚"にいらしてくださった皆さま、ご来場いただきましてありがとうございました。
作品の楽しさに、2日目も観にいらしてくださったお客さまがいたと聞き、私たちダンサーも嬉しい気持ちでいっぱいでした。
今回リーズ役としてゲストティーチャーから教わる機会に恵まれました。
ジャンクリストフ・ルサージュ先生。
最初の1週間は演技や演出の変更点を細かく確認していくことを、2週目からはテクニック面も見ていただきながら、流れを身体にいれられるように。そして幕ごとのリハーサルを重ねながら、全体的に作品を作り上げていくという流れで、3週間を過ごしました。
頭の中がぱんぱんでアワアワしがちな日々を細かく丁寧にリハーサルしてくださったおかげで、本番では踊っていても楽しめる瞬間がありました。心から感謝しています。
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ジャンピエール・ガスケ氏からは、振付家のサー・フレデリック・アシュトンや初代アラン役のアレクサンダー・グラント氏から受け継いだ細かな演出をみっちり教えていただきました。
この作品は日常の生活をバレエに取り入れた初めての作品だそう。
間や見せ方について、改めて考えさせられました。
テクニック的にも独特な難しいステップが多いところも大変。なかなかの曲者です。笑
今回新しい知識もインプットしながら作品に関わらせていただけたことは、またひとつ大切な経験として残せたような気がしています。
舞台上ではハプニングもあり...課題も比例して増えてはいますが...
私の中のリーズ像がもっとはっきりとした性格の女性として生まれ変わった公演にもなりました。
アシュトンの作品に関われることがいかに幸せか。また深く実感しました。
この経験を失くしてしまわないよう、また精進します。
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バレヱ団主催の公演は10月の"三銃士"まで空いてしまいますが、来月日生劇場で上演する"ドン・キホーテ"に向けてリハーサルの日々です。
では、またお会いできる日まで。
新しい1週間、楽しくお過ごしくださいね。
ありがとうございました。
いつものおまけ。
欲しいなぁ。この本...。
映画を観て、心苦しかったけど。
彼の曲も歌も時おり無性に聴きたくなるし、時間が経つとまた知りたくなりますね。
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そして、公演のときにいただいた絵本。
絵本も収集癖があるので、またステキな本が一冊増えて嬉しい!!
とてもかわいい、バレエの虜になったうさぎさんのお話です。癒されます。
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絵本の中でも100万回生きたねこは、時おり読み返したくなる作品のひとつです。
今回は"時おり"編でした。