執事  <鷲崎桂一>

こんにちは。

バレヱ団に在籍して33年目!!  で、ここには初めて登場させていただきます鷲崎桂一です。

 

まもなく「くるみ割り人形」の舞台の幕が開きますが、自分と「くるみ割り人形」の執事役についてお話します。

 

本当に長い間、執事役を演じさせていただいております。前のカーター版の「くるみ」は入団した頃はお客さまでしたがいつしか執事に落ち着いておりました。

 

現在の「くるみ」でも執事役を演じさせていただいております。

新旧の「くるみ」での執事役ですが共通して言えることは、物語の進行のきっかけがたくさんあり緊張感で大変なのですが、だんだんと慣れてくると達成感みたいになっていいものです。執事はいつも二人で「仕事」していますので、周りのダンサーとの関わりで音が足りなくなってきたりすると、お辞儀をしながら小声で「端折って行きますよ」と二人の「暗黙の了解」が成り立って舞台上の「仕事」を遂行しているわけです。

 

また、お客さま達が帰った後の二人の掛け合いも好きなところです。自分たちの空間にふと戻れる、くつろぎ感をどう表現できるかといったところです。

 

そういった観点から執事の「仕事」ぶりを観るのもいいかも!ですよ。

 

今年の「くるみ割り人形」にはいつもの二人の執事は登場しません。お爺さんになって登場します。

今年の執事は新人の執事さんたちです。どう「仕事」をこなすか楽しみにしていてください。

 

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