先週末は、多くのお客様に劇場へ足を運んでいただきありがとうございました!
「三銃士」公演、無事に終演いたしました。
さて、今日はバレエ団公演がよく行われるゆうぽうとホールのバックステージをご紹介したいと思います。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、出待ち場ともなる楽屋口は駐車場入り口近くにあります。
そこから地下への階段を下りて、劇場事務局を通り過ぎると楽屋のある廊下に出ます。
この長い廊下の両脇に大小の楽屋が並んでいます。
この写真は朝いちに撮ったものなので、全ての衣装が廊下に掛けられている状態です。衣装は後々、ダンサーの楽屋に入れられます。
公演に関わる全ての衣装を管理してくださる衣装部屋
主役勢のメイクアップをしてくださるMACチームが駐在するメイクルームもあります
その長い廊下を折れると、通称グリーンルームと呼ばれるスペースがあります。
モニターを眺めたり、ソファで歓談したり。
ダンサーだけでなく、オーケストラ団員や舞台スタッフも立ち寄る場で、治療院の先生が待機してくださることもあります。
この写真の左手のエレベーター、または右手奥の階段で舞台下手へ行きます。
ちなみに、舞台用語には上手[かみて]、下手[しもて]があります。
客席から観たときに上手が舞台の右、下手は左を指します。
ここは舞台が地上階にあるのに対して楽屋エリアが地下にある構造です。
そのためこの階段を上り下りするか、エレベーターを利用して舞台袖へ行きます。
移動時間が足りない場合、この踊り場で早替えが行われることも多々あります。大きな鏡があるので、ダンサー達が足を止めて全身の容姿確認をしたりもできます。
下手袖の舞台奥側に出てきました。
舞台裏は天井がとてつもなく高いです。
正面に見えているブルーの楕円形の正体は...階段を照らすためにふちに電球が付けられています。舞台上とは対照的に舞台裏は真っ暗なので、転倒防止策です。
舞台監督さんのデスク横には壁一面のスイッチが!
ここで、公演中すべてのキュー出しが行われます。
モニターを見ながら、または袖から舞台上を目視しながら的確な指示を出してくださいます
舞台上から見た客席です。
シックな赤の座席と天井のライトが綺麗ですよね
客席側に出る機会があるのは、本番当日の朝稽古。
空っぽのオケピットを覗いて、
ストレッチをしながら天井を眺めるのが習慣になっています。
客席後方から見た景色。
数時間後にはあそこで踊るんだな~と、わくわくする瞬間です
一部ですが、バックステージツアーいかがだったでしょうか?
長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。
4月の橘バレエ学校公演も、この舞台へまた戻ってきます!
そしてプリンシパルガラは文京シビックホールでの公演です
その頃には春らしく暖かくなっていることを心待ちに...
リハーサルに励みたいと思います!