あの日から3年 <京當 侑一籠>

京當 侑一籠です。
先週三銃士の公演が終了しました。
今回は初日に初役のバッキンガムを踊らせていただきました。
若い時は初めて演じる役ばかりでしたが、34歳になり初役というのは、若い時とはまた違った緊張感のある舞台でした。(笑)


話は変わりますが、三銃士終演翌々日の3月11日で、誰もがまだ記憶に新しい東日本大震災から3年が経ちました。
去年の11月終わりに、私はボランティア団体OSHと青森・宮城・福島とボランティア活動に参加しました。

復興が進んでいるとはいえ震災に遭われた場所に行くとテレビや新聞で報道されている事はごく僅かな事なのだと感じました。

実際に震災の遭った場所に行き、津波や地震を体験された方とお会いし話を聞かせていただきましたが、言葉に表せない程の胸の痛みを感じました・・・
皆さんの話を聞き、諦めない気持ちや、幼稚園・保育園を訪問した際に触れた、子供たちの元気な明るい笑顔はキラキラと輝いていて、未来に向かって突き進んでいる姿はとても素敵でした。

ある方がおしゃっていたそうなのですが、
「震災にあってとても怖い思いをし、全てを失ったが、どんどん時間が経って東日本大震災というものを過去のものとして、忘れられてしまう事が一番怖い・・・」
もう、3年も経つのか~!と思われる方も沢山いるかと思いますが、昨日の事の様に思い出してしまう方もいるという事を、私はこれからも忘れないでいこうと思います。

 

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京當 侑一籠