makeup↑  <竹石 玲奈>

こんばんは。竹石玲奈です。

今日のDancer's Diary、何について書こうかな.........
と、ぼんやりスマホの画像フォルダを眺めていたら


懐かしい写真が出てきました。


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そうだ、今回はバレエのメイクについて書こう!

というわけで、すこしお付き合いいただければと思います。


牧阿佐美バレエ団のダンサーは、それぞれ自分で舞台メイクをします。
演目や役柄に合わせて自分なりに少しずつ描き方を工夫することもあります。
たとえば、ドン・キホーテならスペイン人のキリッとした感じを意識したり、精霊や妖精なら儚げな色使いにしてみたり、といった具合に。

とはいえ、ほとんどの役において、その差は微々たるもの。


しかしながら。

ここからが本題。


役柄によっては、1枚目の写真「ノートルダム・ド・パリ」のような、とても個性的なメイクをするものもあります。


いくつか集めてみました。



皆さんの記憶にも新しい「眠れる森の美女」

【カラボス】

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写真の保坂アントン慶さんは、ご友人のメイクアップアーティストさんに教わってメイクなさっているそうです。


【カタラブッド】
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写真は先日の舞台終演後に舞台上で撮ったもの。
カタラブッドは、泣きぼくろを描き、おちょぼ口にすることが指定されているのだそうです。



6月に上演する「リーズの結婚」

【シモーヌ】
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メイクだけでもすでにコミカルですね!



「ロミオとジュリエット」

【道化】
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ピエロの顔も様々。



「ドン・キホーテ」

【ドン・キホーテ】
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【ガマーシュ】
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「三銃士」

【bad boys】
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この演目では男性出演者のほとんどがヒゲをつけています。


「ノートルダム・ド・パリ」

【フロロ】
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ハイセンスですね!

バレエのメイクで特殊なものというと、私の知る限りでは、このノートルダム・ド・パリが一番かな、と思います。

女性ダンサーは、名前付きのキャスト以外は、みんな同じこのような↓
眼鏡をかけているようなメイクをします。

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同じ顔にみせることで"群衆"を表現しているのでしょうか。




他にも、「白鳥の湖」のロットバルト、「ラ・シルフィード」のマッジなど、まだまだあります。

舞台メイクは、もちろんそれ自体が"表現"ですが、同時に、自分自身にとって、役になりきるための大事な要素のひとつだと、この記事を書きながらあらためて思った週末でした。


私も悪役メイク、してみたい..........


それでは、来週のhotlineもお楽しみに♪