移り変わり < 尾形 結実>

こんばんは。梅雨明けが待ち遠しい毎日です。湿気との戦いです。身体もポワントも。 頭いたーい!と嘆いている横で、湿気最高☆絶好調!!とおっしゃる先輩も・・! 強いです。。

連日お伝えしています通り、バレエ団では新制作「飛鳥ASUKA」の振り付け・リハーサルが毎日行われています。
下の写真は1962年と1986年に「飛鳥物語」として上演された際のプログラムです。


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1957年に牧阿佐美先生のお母様、橘秋子先生が作られたのが初演となります。牧阿佐美バレヱ団設立の翌年、第二回公演。その時は雅楽の演奏で、2幕7場の作品で台本もまだストーリー性の無いシンプルなものだったそうです。 日本古来の雅楽で西洋のバレエ。とても斬新な発想ですね。
5年後1962年の再演の際に、新しくオーケストラの音楽(片岡良和さん作曲)で3幕構成のグランドバレエに。 そして1986年に阿佐美先生による振り付けの「飛鳥物語」が作られました。橘秋子先生の原作を軸に、コールドバレエやバリエーションが増え、更に見応えのあるバレエに変化しました。

2016年。
30年の時を経て、また新しい「飛鳥」が出来上がります。根本にある日本らしい美しさ、繊細さ。 時代は流れて大きく変化していても、大切に守っていきたいと思う物があるからこその上演なんだと感じています。 バレエ団60周年の記念に相応しい歴史ある作品!
楽しみにして頂ければと思います。


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黒竜のリハーサル
どのリハーサルでも阿佐美先生が実際に動いて見せて下さいます。 「見てとる」簡単な様で難しいです。


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男性ダンサーがこんなに大人数で踊る事は中々無いので新鮮な眺めです。


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五色の布奉納の舞
布が綺麗にみえるよう、ただ腕を上に上げる動作1つにもとても神経を使うようです。