稽古場でよく
「そういうTシャツ、どこで買うの?」
と聞かれる、竹石玲奈です。
シンプルでありながら、個性が垣間見られる稽古着。
レオタードで言うと、最近は柄物が流行っています。
素敵!と目を引いた方々の写真を集めてみました。
華やかで、ヴァリエーション豊かですね。
男性はTシャツやスポーツウェアを着ています。
この日のリハーサルで、間違いなく【一番】だった彼。ダントツで目立っていました。
身につけるものによって、気分も変わるもの。自分に似合うことはもちろん、リハーサルする役柄に合わせて選んだりもします。
一方で。
色も形も選べないけれど、なんとしてでも着こなさなければならないもの。
それが、バレエ団のお衣裳。
牧阿佐美バレエ団のお衣裳は、初演時に製作されたものを受け継いで着ることがほとんどです。
初演で着用されたであろう偉大な先輩のお名前を裏地に見つけるたび、身が引き締まります。
先日、「ライモンダ」の衣裳合わせをしました。
豪華で美しい、多種多様なお衣裳の数々。
いつかひとつひとつをじっくり見てみたい、そう思わせる、趣向を凝らしたものばかりでした。
ずっとレオタードでリハーサルをしているので、いざお衣裳を着けて踊ると感覚がまるで変わる、ということも少なくありません。
身体の自由が効きづらかったり、裾に振られたり。
冷や汗をかきつつも、その役のお衣裳がなぜそのようなつくりなのか、デザイナーや製作者の意図を想像し、味方につけられるよう踊り方や身のこなしを工夫することは、ダンサーとしての楽しみのひとつです。
総合芸術であるクラシックバレエの大きな役割を担う、牧阿佐美バレエ団の宝。
その魅力を最大限に、自信を持って着こなすために、場面や役の理解を深め、誇りと共に舞台に立てるよう、日々を大切に重ねて参ります。
最後に、特別にお衣裳を着けて貴婦人のリハーサルをさせていただいたときの1枚。
公式ホームページには「ライモンダ」の舞台写真が掲載されています。
どうぞご覧ください。
そして全貌はぜひ劇場で!
皆様のお越しをお待ちしております。