こんばんは。岡本麻由です(^^)
今日は『白鳥の湖』第3幕 舞踏会の場面についてお話ししたいと思います。
王子の花嫁候補としてハンガリー、スペイン、イタリア、フランス、ロシア、ポーランドの各国から6人の姫たちが出席します。
姫たちは自分の国からお供の者を連れてきます。
それが3幕で踊られるキャラクターの踊りです。
ハンガリーからはチャルダッシュが。
スペインからはスパニッシュが。
イタリアからはナポリが。
フランスからは踊りは踊りませんが貴族が。
ロシアからはルースカヤが。
ポーランドからはマズルカが。
それぞれの国の特徴を織り交ぜた踊りを披露します。
すべての国の踊りが終わり、花嫁選びのため王妃に進められて王子と姫たちが踊ります。
そこで姫が一人ずつ踊る所があるのですが…
自分の国の姫が踊るとき、お供の者たちは『我が国の姫をぜひ花嫁に!』とばかりに後ろから応援に出てくるのです(^^)
周りの応援も虚しく…王子はオデットへの想いが強く、花嫁を選ぶことを拒否してしまいます。
その場にいる人々全てが驚き、姫たちはショックを受けますが、その時もお供の者たちはいち早く我が国の姫の元へ駆け寄りなぐさめます。
王子がロットバルトと黒鳥にだまされたと分かった時も悪から姫を素早く守るのです。
第3幕は各国のキャラクターの踊り、姫の踊り、黒鳥のパ・ド・ドゥなど見所が盛りだくさんですが、姫とその周りとの細やかな関係にもぜひご注目ください(^^)
そして、キャラクターの踊りを踊るのに欠かせないのがキャラクターシューズ。
トゥシューズやバレエシューズとは違い、ヒールがついています。
キャラクターの作品や役はリハーサルの時からこのキャラクターシューズを履いて練習します。
衣裳によっては本番にブーツを履くことも。
白鳥の3幕はブーツを履く踊りもありますので探してみてください(^^)