5年ぶりのジゼル　　＜伊藤 友季子＞

こんばんは(*^^*)
連日の猛暑で皆さん夏バテしていませんか？

日生劇場の『ジゼル』まであと２週間ほどとなりました。
周りとの合わせ稽古もあり、少しずつパズルのピースが繋がって、全体像のイメージがついてきています。

１幕。
 


私は今回５年ぶりに２度目のジゼルを踊らせていただきます。
初めて踊ったときからこの作品の虜になり、またいつか踊れたらと思っていたので、その願いが叶って本当に嬉しいです。
アルブレヒト役の菊地研くんと共に、前回よりもさらに掘り下げたジゼルをつくり上げていけるよう、リハーサルに励んでいます。
３回の舞台の中でどんな発見があるのかも今から楽しみです。

２幕。
 


私は２幕のウィリの場面が特に好きです。

女王ミルタを筆頭に踊る２０人の精霊ウィリたち。
結婚する前に亡くなってしまった女性たちは全員がそれぞれに深く、悲しい苦しみを抱えて男性を恨んでいます。
一体どんな物語が一人ひとりにあったのか...どんな想いが彼女たちをそこまで追いつめるのか...考えていたら胸が締め付けられてしまいます。

 

愛、苦しみ、裏切り、喜び
怒り、悲しみ、憎しみ、許し...
人間が抱く様々な感情が行き交うこの美しい作品。

観ている方にも『ジゼル』の奥にあるドラマを感じ取っていただけたら幸いです。

 

ユリの花言葉。
「純潔」「無垢」「威厳」

 

yukiko