香りはどこから  〈槙 萌子〉

皆様こんばんは、槇 萌子です。


さて最近、外へ出てみるとどこからともなくいい香りのする季節ですね。


そのいい香りとは...

そう、金木犀です(^^)!


moyu3911.jpg

駅からバレエ団への道中に咲いている金木犀です。

金木犀の開花時期は9月下旬から10月上旬頃。

元々は中国南部原産の常緑性樹木で、日本には江戸時代に渡来。
(中国名は丹桂。)

三香木の一つ。
三香木のあと二つは梔子(クチナシ)と沈丁花(ジンチョウゲ)。


moyu3912.jpg




moyu3913.jpg

名前の由来は
「金」はオレンジ色を金色に見立てたもの。
「犀」は樹皮が動物のサイ(犀)の皮膚に似ていることによるそうです!


また、1970年代は汲み取り式トイレの全盛時代だったため、トイレのニオイ消し、言わば芳香剤に、金木犀の香りを使用するのが主流であったそうです。(トイレの近くに金木犀を植えるなど。)


こうして、調べてみると、知らなかった金木犀の一面が見えました(^^)


そんな金木犀も開花期間が短いことに加え、風雨にさらされてしまうと、パッと散ってしまう弱さもあります。
今日は朝方少し雨が降ったこともあり、帰り道に見ると、一部の花が道にパラパラと落ちていました。

散ってしまうという淋しい気持ちと同時に、散ることで地面をオレンジ色に染めるという美しさに心を動かされました。

残されたもう少しの間、香りを楽しみたいと思います(^^)