霧  <織山 万梨子>

こんにちは。織山万梨子です。


本日は、今月27日(土)、28日(日)に上演される「飛鳥ASUKA」の第2幕に登場するコールド・バレエについてご紹介させていただきます。


先日、コールド・バレエの踊る役が「竜たち」から「霧」に変更になり、田辺彩さんと又吉加奈子さんの記事(「あと30日!!」「久々の舞台鑑賞」)でもご紹介がありましたように、白の薄いベールを持って踊ることになりました。
コールド・バレエの踊りの時、プロジェクションマッピングで竜神が口から霧を吐いている映像になるそうで、それに合わせて「霧」を表現するためです。
竜神は水の神とも言われていることから、今回美術を担当してくださる絹谷幸二先生が描いてくださったそうです。

「竜神」、「水」というキーワードで思わず私の頭に浮かんでしまうのは、美内すずえさんの漫画「ガラスの仮面」で主人公北島マヤが「水」の演技として龍神を演じるシーンです。
マヤが「水」をどう表現するかを悩んでいく中で、龍神は水の神であり川も池も滝もみんな龍神が治めていて、雨、その後の虹、雲も、霧も、全て龍神が司る変化した水の形であると理解し、龍神を演じることに決めます。


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漫画の話ではありますが...マヤが龍神を演じることにする理由と、菊地研さんが演じる竜神とコールド・バレエの踊る霧との関係が繋がると思います。


プロジェクションマッピングの映像に、私たちの踊りとベールが合わさると、どう見えるのか楽しみです。



本日の霧のリハーサルより

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ちなみに...
「ガラスの仮面」で北島マヤとライバルの姫川亜弓が風、火、水、土の演技を通じて演じる「紅天女」という役で、私たちが霧で持っているようなベールを使っています。

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何だか見覚えがある気がしていたのですが、「ガラスの仮面」でした(^^;)

暑い日が続きますが、お身体に気をつけてお過ごしください。
では。