富山公演終了 <織山 万梨子>



こんばんは。
織山万梨子です。

土曜日、「飛鳥 ASUKA」富山公演が無事に終わりました。
雨でお足元の悪い中観に来てくださったお客様、誠にありがとうございました。
終演後、楽屋口から出る際に沢山の方々が私たちダンサーを拍手でお出迎えしてくださり、大変嬉しかったです。
また富山で公演ができる機会を楽しみにしています。

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今回の公演では、ゲストとしてジョージア国立バレエのニーナ・アナニアシヴィリさんと、昨年の東京での初演に引き続きボリショイ・バレエのルスラン・スクヴォルツォフさんが出演してくださいました。
ルスランさんはユーモア溢れる方で、悲劇的なこの作品のリハーサルも暗い雰囲気にならず、なんだか楽しく進んでいた気がします。
ニーナさんは、牧阿佐美バレヱ団へのゲストとして出演されるのは初めてでした。終演後、「牧阿佐美バレヱ団で踊るのは、そして日本でオリジナルのバレエを踊るのは初めてで光栄でした」とお話いただきました。


実は私はニーナさんと共演するのは今回で2度目でした。以前共演したのは、2001年のABTの日本ツアーでの演目「海賊」の時でした。私は子役として花園のシーンに出ていたのですが、自分が置いた花輪の中に主演のメドーラ役を踊っていたニーナさんが足を踏み入れてくださった時(そういう振付とはいえ)にすごく感激したのを覚えています。
今から16年も前ですが、その頃既にベテランの大スターであったニーナさんが今も変わらず、内面の深いところから溢れ出る説得力のある踊りをしていらして、自分も精進し続けなければと気を引き締められました。

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昨年の初演時と比べ、私自身は作品の物語の流れや役割、舞台での雰囲気を理解して踊ることができた気がします。また再演する時には皆さまにより良い舞台をお見せできると思いますので、どうぞ楽しみにしていてください。

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次の牧阿佐美バレヱ団公演は、11/3(金・祝)に上演いたします「~躍動~牧阿佐美バレヱ団 よみうり大手町ホール特別公演」です。
このホールで踊るのは初めてとなりますが、舞台上とお客様との距離が非常に近いとお伺いしています。呼吸や目線、考えていることや気持ちなども全て見えてしまいそうでなかなか緊張しそうですが、この機会を思う存分味わいながら踊りたいと思います。
劇場で皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。



寒くなってまいりましたが、お身体に気をつけてお過ごしください。