こんにちは。
竹石玲奈です。
今日は5月公演Unforgettable Eveningより
「ライモンダ」第3幕のリハーサル風景を少しだけお届けいたします。
まずはグラン・パ・クラシック。
この日は初めて主役を交えてリハーサルをしました。
全てのカップルが同じ動きをする部分も多いため、タイミングや角度などを、細かくチェックします。
グラン・パ・クラシックとは、主役(ライモンダとジャン・ド・ブリエンヌ)+8組の男女+女性ソリストによる一連の踊りのことです。
・アントレ
・主役を含めた9組でのアダージオ
・女性ソリストのヴァリエーション
・女性3人のパ・ド・トロワ
・男性4人のパ・ド・カトル
・ジャン・ド・ブリエンヌのヴァリエーション
・ライモンダのヴァリエーション
・コーダ
と、とても豪華に構成されており、「ライモンダ」の中でも抜粋されることの多い有名な結婚式の場面です。
今回は、伊藤友季子さんのDancer's Diaryにもありましたように、このスタンダードな形式に、さらに初演時にテリー・ウェストモーランド先生が牧阿佐美バレエ団のために振り付けてくださった主役のパ・ド・ドゥを加えた貴重なフルバージョンで上演します。
つづいては、チャルダッシュ。
ここで踊られるチャルダッシュとは、ハンガリーの民族舞踊をクラシックバレエにアレンジしたものです。
牧阿佐美バレエ団のチャルダッシュは、男女8組の踊りで、そのうちの1組(ソリスト)には、途中のゆったりした曲調を2人だけで踊るパートがあります。
ハンガリー舞踊特有の腕の使い方や足を踏み鳴らす動きなどによる力強さ、隊形の構成の美しさ、そして曲調の展開など、魅力に溢れたキャラクター・ダンスです。
5/30・31に向けて、日々それぞれに磨きをかけるべく、レッスンやリハーサルに励んでおります。
Unforgettable Eveningは、第1部に今回ご紹介した「ライモンダ」、第2部ではボーカルグループLE VELVETSと牧阿佐美バレヱ団のコラボレーションによる「月光」「You raise me up 」「Nessun Dorma」他、第3部に日本初演ピーター・ブロイヤー版「ボレロ」の三部構成です。
全幕の舞台とは一味違うUnforgettable Eavening、ぜひ劇場まで足をお運びください!